ジオラマの内側から

薄紅色したカーテン越しに

こぼれる光が僕に朝を告げる

揺れる水面の上を歩きながら

振り向いた時にお前が見てる それがきっと未来なんだと思う

 

空と海との境目すら

分からないこの場所が 小さい時からずっと好きだったけど

欲しいものは全部 手に入るとか

そんな世界ならこのまま 消えたほうがいいのに

 

夢を見ていたのさ

このジオラマの世界の内側から外を眺めてる

悲しくて 悲しくて やりきれない夜は

この胸にこびりついた 汚れを掃い続ける

擦っても 擦っても 擦っても取れやしないのに

 

夢を見ていたのさ

このジオラマの世界の内側から愛を送るぜ

悲しくて 悲しくて どうしようもない夜を

ギリギリで繋いでるのは ありふれた言葉なんだろう

ただいま おかえり ごめんね ありがとう

このジオラマの世界の内側から愛を送るぜ

このジオラマの世界の内側から愛を送るぜ